春から冬まで続くソクソクドゥリ・フェスティバル、近所の遊び場みたいに一緒に回ってみない?
はじめに
春の最初のステージから始まったときめきが、いつの間にか冬の息吹へとゆっくりつながっていきます。パジュ ヘイリにある国立劇場 舞台芸術支援センターでは、毎週土曜の午後になると静かな村を揺り起こす小さな公演の灯りがともり、客席をいっぱい 채운息づかいと音楽が、四季折々の風景を穏やかに 물들입니다.
春から冬まで続くソクソクドゥリ・フェスティバル、近所の遊び場みたいに一緒に回ってみない?
目次
ガイド
- 祭り名 : ソクソクドゥリ・フェスティバル
- 期間 : 2025年4月26日 ~ 2025年12月27日
- 開催時間 : 毎月第2・第4土曜日 14:00 公演開始
- 会場 : 国立劇場 舞台芸術支援センター(京畿道 パジュ市 タンヒョン面 ヘイリ路 16)
- 観覧年齢 : 全年齢
- 観覧料 : 無料(公演当日昼12時から先着で入場券配布)
- 主催 : 国立劇場
- 主管 : 国立劇場 舞台芸術支援センター
- 問い合わせ : 031-870-9110(国立劇場)
- 住所マップ座標 : 緯度 37.7833378215, 経度 126.6946991484
- 12:00 国立劇場 舞台芸術支援センターに到着後、現地の案内を確認し無料入場券を受け取ります。
- 12:30 センター内の展示室と体験スペースを回りながら、舞台芸術の小道具や機材を間近で鑑賞します。
- 13:10 バックステージツアーおよび舞台芸術家体験プログラムに参加し、舞台裏の空間を体験します。
- 13:45 体験劇場「ソク」に移動して席を取り、公演紹介やプログラムブックに目を通しながら開演を待ちます。
- 14:00 演劇・ダンス・クラシック・伝統芸能など、そのシーズンのメイン公演を鑑賞します。
- 15:10 公演終了後は屋外広場やヘイリ村を散策しながら余韻を分かち合い、近隣のカフェやレストランでひと休みします。
公演入場券は無料で、公演当日昼12時から先着順で配布されます。
舞台芸術支援センター内の無料展示室や体験プログラムも合わせて回るとより楽しめます。
「舞台をすみずみまでのぞき込み、舞台芸術の感性をソクソク味わう!」という言葉のとおり、ソクソクドゥリ・フェスティバルは、演劇・ダンス・オペラ・クラシック・ミュージカル・伝統芸能までジャンルの垣根なく、舞台芸術の本当の魅力を間近で感じられるフェスティバルです。パジュ ヘイリに位置する国立劇場 舞台芸術支援センターで4月から12月まで開催され、体験型展示と公演イベント、舞台用具の保存・管理・貸し出し機能まで備えた舞台芸術専門の文化空間を舞台に繰り広げられます。
フェスティバルは全4つのシーズンに分かれ、それぞれ新たなテーマで構成されます。毎月第2・第4土曜日の午後2時には、屋内体験劇場「ソク」で公演が行われます。春と秋には屋外広場で別途フェスティバル公演が開かれ、自然と一緒に呼吸する時間を届けてくれます。舞台と客席の境界を取り払う参加型公演や、バックステージツアーと舞台芸術家体験を通じて、観客が公演の一部となる特別な体験ができ、観る楽しさをいっそう深めてくれます。
プログラム案内
シーズン3の公演は、毎月第2・第4土曜日の午後2時に始まり、上演時間は60分以内です。屋内体験劇場「ソク」で行われるため、天候に左右されず快適な環境で公演を楽しめます。
11月8日(土)には、国立唱劇団の青年教育団員が、私たちの伝統音楽をわかりやすく親しみやすく紹介するステージを披露します。解説とともにパンソリのリズムや名場面を聴いていると、自然と伝統音楽の情緒が感じられます。
11月22日(土)の公演「不思議な魔法学校」は、ムーブメント・ナインの動きと想像力が溶け合った作品です。おとぎ話のような設定とパフォーマンスが、大人にも子どもにも楽しい舞台体験を届けます。
12月13日(土)には、アンサンブル・ポンティチェッロがあたたかなチェロの旋律で舞台を満たします。柔らかく豊かな弦楽器の音色が冬の空気によくなじみ、年末の雰囲気をより一層ぬくもりあるものにしてくれます。
12月27日(土)の公演「2025, 最後の贈り物」は、一年を振り返り、新しい年を迎える気持ちを込めたステージです。一年を通して続いてきたソクソクドゥリ・フェスティバルの旅路を、あたたかく締めくくる時間になります。
ジャズ演奏と日常的な物が組み合わさった「椅子、テーブル、椅子」は、出会いと別れの瞬間をユーモラスかつ感性的に描き出す公演です。シンプルな小道具が俳優の動きと音楽に出会い、新たな物語になっていく過程を眺める面白さがあります。
ヘイリ・チェンバー・アンサンブルの「弦で聴くオペラ」やビンチェ(チョン・チェビン)の自作曲ステージ、ボイス トイ・ブムビート・ベウダ・フォマスなどの公演が続きます。弦楽四重奏、大衆音楽、ポップペラやスイングなど多様なジャンルが調和し、誰もが気軽に楽しめるフェスティバルの雰囲気をつくり出します。
公演とあわせて、バックステージツアーと舞台芸術家体験プログラムが実施され、照明・音響・舞台転換など目に見えない舞台裏を直接確認できます。子どもと一緒に舞台裏の空間を歩きながら、舞台芸術の仕事の世界に触れてみるのに良い機会です。
雨天時には屋外公演会場でテントなどを活用し観客を保護する対応が行われますので、レインコートや撥水性のあるアウターを用意しておくと、より快適に観覧できます。
公演は午後2時に始まり、開演前後の動線や入場案内もしっかり整えられているほうです。余裕を持って到着し、トイレや待機場所をあらかじめ確認しておくと、より安心して過ごせます。
舞台芸術支援センター内では無料展示室と体験プログラムも同時に運営されているため、公演前後に時間の余裕があれば、展示と体験を合わせて楽しみながら、一日をたっぷり満たしてみてください。
雨天に備えて、軽いレインコートや撥水アウターを持っていくと安心です。
バックステージツアーや体験プログラムは、公演前後の時間帯をあらかじめ考えておくとスムーズです。
訪問(予定)感想
今日は2025年11月30日です。ソクソクドゥリ・フェスティバルは2025年4月26日から12月27日まで開催されるフェスティバルなので、今はその開催期間の真っ只中ということになります。私はすでにいくつものステージを観て感動を胸に帰ってきており、会場のあたたかさと音が、いまも耳の奥で響いているように感じます。
今回訪れたソクソクドゥリ・フェスティバルは、パジュ ヘイリ 国立劇場 舞台芸術支援センターの「ソク」という体験劇場で繰り広げられる、舞台芸術の饗宴でした。公演が始まると照明がやわらかく客席を包み込み、舞台上の楽器の音色や俳優の息づかいが、静かに空気の中を流れていく瞬間がありました。クラシックの弦楽四重奏の旋律は秋の空気のように澄んで広がり、ポップペラグループのハーモニーは、「ロマン」という言葉の温度を思い出させてくれました。
屋内公演だけでなく、春と秋には屋外広場でのフェスティバル公演もセットになっていました。屋外では木々や陽ざし、風までもが公演とともに息づいているようで、人形劇やマジックショーが始まるたびに、子どもたちの笑い声が木陰の下へと広がっていきました。特に春の野外フェスティバル「童話 SSOKへ!」では、雲のようにふんわりした物語劇と多彩な体験ゾーンが組み合わさり、観る楽しさだけでなく、全身で感じる喜びが大きく押し寄せてきました。
観覧は無料で、屋内公演は毎月第2・第4土曜日の午後2時に開かれていました。最後のシーズンには、ほんのりクリスマスの雰囲気が漂う公演もあり、「ポンティチェッロのチェロマンス」「劇団バウの最後の贈り物」といったタイトルだけでも心がくすぐったくなるような舞台が用意されていました。客席に足を踏み入れると、まるで心地よい木立の間を歩いていくような感覚になり、静かだけれど期待感の伝わるささやき声やカーテンの裏からこぼれる光の粒、舞台から届くやさしい声と音楽の響きが溶け合って、自分のなかに小さな波紋を生み出しました。
フェスティバルは単なる公演鑑賞を超えて、バックステージツアーやアーティスト体験プログラムを通じて、舞台裏の世界まで感じさせてくれました。そのおかげで、芸術と自分との距離をぐっと縮めてくれたように思います。まもなく年末が近づき、ソクソクドゥリ・フェスティバルの最後の公演が始まると思うと、また心がわくわくしてきます。まだ訪れていない方がいらしたら、年末のあたたかな公演のなかへ、一度足を踏み入れてみてほしい――そんな気持ちで、そっとおすすめしたくなります。
宿泊おすすめ
一日かけてフェスティバルをたっぷり楽しみ、ヘイリやパジュ一帯も合わせて回りたいなら、車で10km圏内に宿を取ると移動に余裕が生まれます。下記の宿泊施設は舞台芸術支援センターとのアクセスがよく、公演前後の移動負担を減らすのに適した場所です。
京畿道 パジュ市 タンヒョン面 ソンドン路 34
ヘイリ近郊へ車でアクセスしやすい宿
公演前後に荷物を置いてひと休みするのにちょうどよい距離で、駐車場や客室の状況は事前確認がおすすめです。
距離: 0.9km
京畿道 パジュ市 タンヒョン面 ソンドン路 20-37
ヘイリ・タンヒョン生活圏に近い実用派ホテル
公演鑑賞後すぐに移動して休むのに便利な立地で、客室タイプや駐車可否は事前確認をおすすめします。
距離: 1.0km
京畿道 パジュ市 タンヒョン面 ジャンヌン路141番キル 21
アートな雰囲気を味わえるギャラリー型スペース
ギャラリーのスケジュールおよび利用可否は、訪問前に必ず確認してください。
距離: 2.2km
京畿道 パジュ市 タンヒョン面 LCD路241番キル 39-45
車移動に適したパジュ郊外のホテル
公共交通機関よりマイカーでの訪問に向いており、周辺の工業団地や観光予定と組み合わせて泊まるのにおすすめです。
距離: 6.3km
京畿道 パジュ市 タンヒョン面 LCD路241番キル 39-35
自由路・ムンサン方面へ移動しやすいビジネスホテル
公演鑑賞後、ムンサンやパジュ市内の別予定と組み合わせるのに良い立地です。
距離: 6.4km
京畿道 パジュ市 クムジョン14キル 41-13(アドン洞)
パジュ都心部に位置する宿泊特化ホテル
連泊でパジュ一帯を回る予定なら、都心へのアクセスが良い選択肢です。
距離: 7.7km
京畿道 パジュ市 ムンサン邑 バンチョン路1294番キル 47
伝統韓屋の雰囲気を味わえる宿泊スペース
公演鑑賞後、静かな韓屋で一日を締めくくりたい方にぴったりの選択です。
距離: 8.3km
週末や繁忙期には近隣の宿が早く埋まることがあるため、事前予約をおすすめします。
グルメ & カフェ
ソクソクドゥリ・フェスティバルの観覧前後には、タンヒョン・パジュ一帯の飲食店やカフェも一緒に楽しむと、一日の予定にゆとりが生まれます。会場との距離や移動動線を考え、10km圏内で立ち寄りやすいお店を選びました。
京畿道 パジュ市 タンヒョン面 平和路 885-94
あっさりした麺料理・冷麺で知られる韓国料理店
公演前に軽く食事をとるのに適しており、週末のランチタイムは少し余裕を持って訪れるのが無難です。
距離: 0.7km
京畿道 パジュ市 タンヒョン面 ガルヒョン路 31
素朴な一杯の麺でお腹を満たせるお店
屋外フェスティバルの前後に、気負わずさっと食事を済ませたいときにぴったりのメニュー構成です。
距離: 2.6km
京畿道 パジュ市 ジモク路 143(シンチョン洞)
ブランチとコーヒーを楽しめる雰囲気のよいカフェ
公演後、ヘイリから少し離れて静かに会話を楽しみたいときに立ち寄りやすい場所です。
距離: 5.9km
京畿道 パジュ市 ジモク路 137(シンチョン洞)
さまざまなドーナツとデザートを楽しめる空間
子どもと一緒に公演後、甘いおやつを分け合うのにぴったりの場所です。
距離: 5.9km
京畿道 パジュ市 ジモク路 138(ムンバル洞)
あっさりしたマッククスで軽く一食済ませやすい店
夏場の公演鑑賞後、冷たい麺を食べたいときに立ち寄るのに向いています。
距離: 6.0km
京畿道 パジュ市 タンヒョン面 LG路 732
しっかりしたスープ料理で体を温めることができるヘジャングク店
晩秋や冬の公演後、温かい食事がしたいときに訪れたいお店です。
距離: 7.0km
京畿道 パジュ市 統一路 717
長湍豆の豆腐料理を味わえる韓国料理店
地域特産を活かした丁寧な食事がしたいなら、コースの一つとして立ち寄るのにおすすめです。
距離: 8.5km
京畿道 パジュ市 ムンサン邑 バンチョン路 1366-28
家庭料理中心の、気取らない一食ができる食堂
子ども連れの家族で訪れ、しっかり食事をとるのに向いています。
距離: 8.7km
周辺観光地
公演だけ観て帰るのは少し物足りないという方には、ヘイリ芸術村一帯やパジュ市内の小さな観光スポットを合わせて回るコースをおすすめします。車でおおよそ10km圏内にあるため、一日の行程でも無理なく巡れます。
京畿道 パジュ市 タンヒョン面 ヘイリマウルギル 93-75
体験型の動物テーマパークで、子ども連れにぴったりの空間
フェスティバル観覧の前後に短時間立ち寄るのにもよく、家族旅行の予定に組み入れやすいスポットです。
距離: 0.9km
京畿道 パジュ市 タンヒョン面 法興里
ゆるやかな森の道で、夕焼けと散策を楽しめるコース
公演前の軽いウォーキングにも、公演後の夕暮れ散歩コースとしても最適です。
距離: 1.0km
京畿道 パジュ市 タンヒョン面 セオリ路 69
恐竜テーマの展示・体験スペース
恐竜好きの子どもと一緒なら、公演のスケジュールと続けて訪れると良いでしょう。
距離: 1.2km
京畿道 パジュ市 パジュ路 478-40(モクドン洞)
子ども向けの天文体験と星空観察ができるスペース
夜のプログラムと時間が合えば、昼は公演を観て夜は星空を眺める一日を過ごしてみるのもおすすめです。
距離: 6.7km
京畿道 パジュ市 ウォルロン面 ヨンサンゴルギル 364
広い芝生と散歩道のある都市型公園
公演前後に軽くピクニックや散歩を楽しむのにちょうどよい場所です。
距離: 6.8km
京畿道 パジュ市 山南路 6(山南洞)
農場体験と自然を一緒に味わえるスペース
子どもと一緒に体験型の一日を計画するなら、フェスティバルと組み合わせた日帰りコースにしやすい場所です。
距離: 8.8km
京畿道 パジュ市 ワソク循環路 500(ワドン洞)
さまざまな遊具施設がある家族向けスペース
公演観覧前後に、子どもたちが思いきり体を動かせるコースとして活用できます。
距離: 8.8km
京畿道 キンポ市 ハソン面 チョンニュリ
川と港の風景を一緒に楽しめるお出かけスポット
車で一緒に移動するなら、夕暮れ時に立ち寄って、ゆったりとした景色を眺めるのに良い場所です。
距離: 9.9km
子ども連れの予定なら、サファリ体験テーマパークやジュラリウムと組み合わせて一日のコースにしてみてください。
アクセス
公共交通機関 — ムンサン駅からバスまたはタクシーを利用し、タンヒョン面ヘイリ方面へ向かうと、国立劇場 舞台芸術支援センターに到着できます。バス路線や所要時間は、訪問前に最新情報を必ずご確認ください。
自家用車 — 自由路または京義路を利用してタンヒョン面ヘイリ方面へ進み、カーナビで「国立劇場 舞台芸術支援センター」または「ソクソクドゥリ・フェスティバル」と検索して向かうと便利です。会場周辺の駐車可否や駐車場所は、事前に確認しておくと安心です。
おわりに
ソクソクドゥリ・フェスティバルは、春から冬まで同じ場所にとどまりながらゆっくり季節を渡り、演劇と音楽、ダンスと伝統芸能を一度に包み込む舞台芸術の祭典です。パジュ ヘイリ 国立劇場 舞台芸術支援センターというこぢんまりとした空間のなかで、舞台と客席の距離はぐっと縮まり、観客は「観る人」を超えて、公演をともに完成させる主役となります。
土曜日の午後ごとに開かれる無料公演とバックステージツアー、体験プログラムにゆっくりと身を任せていると、日常のリズムのなかに小さなコンマが一つ置かれたような感覚になります。この冬が過ぎる前に、あるいは次の季節が始まる前に、心に残る一篇のステージをそっと自分にプレゼントしてみるのも、きっと素敵だと思います。
フォトスナップ
映像








