晩秋の国産米と韓国酒の饗宴、2025 K-ライスフェスタ 一緒に味わってみない?
はじめに
晩秋、冷たい空気が窓ガラスを叩く季節になると、一山 キンテックスの中はお米の香ばしい香りと伝統酒のあたたかな息づかいで、ゆっくりと温まっていきます。ふんわりと積もった酒の色と米の色が照明の下できらめき、慌ただしい日常の合間に、少し立ち止まっていってもいいのではないかという思いをそっと手渡してくれます。
目次
ガイド
- イベント名 : 2025 国産米・韓国酒 K-ライスフェスタ
- 開催期間 : 2025年11月28日(金) ~ 11月30日(日)
- 開催時間 : 10:00 ~ 18:00
- 会場 : 一山 キンテックス 第1展示場 3ホール(京畿道 高陽市 一山西区 キンテクス路 217-60、大化洞)
- 利用料金 : 事前登録 無料 / 当日登録 5,000ウォン
- イベント概要 : 国産米・韓国酒および米加工食品の展示・販売と体験のフェスティバル
- 主催・主管 : 農協経済持株会社
- お問い合わせ : 070-4681-5717
- 公式サイト : 公式サイトおよびインスタグラムで、詳細プログラムと事前登録情報をご確認いただけます。
- 10:00 入場後、メイン展示ゾーンを一回りして国産米・韓国酒、米加工食品ブースをざっと見て回ります。
- 11:00 品評会受賞作展示コーナーで、今年選ばれた韓国酒と米加工食品を中心に試飲・試食します。
- 13:00 K-ライス居酒屋などのフードブースでランチ兼おつまみを楽しみながら、伝統酒と一緒にゆったり休憩します。
- 14:30 マッコリづくり、餅づくりなどのワークショップに参加し、お米と発酵のプロセスを指先で直接感じてみます。
- 16:00 「黄金米を探せ」などの来場者参加イベントや、子ども向けライスクレイ・フードアート大会を見学、もしくは一緒に参加します。
- 17:00 気に入った韓国酒・米加工食品を購入して締めくくり、各ブースの試飲・デモンストレーションを最後にもう一度楽しみます。
初日午前中に開幕式と表彰式など、主なイベントが集中しています。
2025 K-ライスフェスタは、国産米の消費を促進し、その優秀性を広く伝えるために企画された展示・販売型フェスティバルです。国産米で醸した韓国酒とさまざまな米加工食品を一堂に集め、生産者・流通業者と消費者が直接出会える場を設けているのが特徴です。多様な企業や地域が参加し、優れた国産米と韓国酒、米から生まれた商品を展示・PR。来場者は試飲・試食を楽しみながら、その場で購入することもできます。
会場内では、K-ライスフェスタ品評会に出品された優良製品や受賞作を別途展示し、国産米と伝統酒の奥深さを紹介します。伝統酒試飲会、マッコリづくり体験、農協食材を使ったおつまみが味わえるK-ライス居酒屋、子ども向けのライスクレイ・黄金米を探せ・フードアート大会など、老若男女問わず楽しめるプログラムも盛りだくさんです。
プログラム案内
全国各地の韓国酒と米加工食品の企業が参加し、製品の展示に加え、会場での試飲・試食とともにその場で購入もできるスペースです。国産米から生まれたさまざまな味と香りを比べながら、自分の好みに合う商品をゆっくり選ぶことができます。
品評会で選ばれた優良韓国酒と米加工食品の受賞作、そしてレベルの高い出品作が一堂に会して展示されます。国産米が秘めたポテンシャルと新たな挑戦を、一目で見渡せるコーナーです。
地域ごとの醸造所が披露する多彩な伝統酒をグラスで味わいながら、醸造家の説明とともに香り・味わい・余韻を比べてみるプログラムです。自分の好みに合うお酒を見つけたい方に特におすすめです。
お米と麹に触れながら実際にマッコリを仕込み、米粉で餅を作ってみるワークショップです。発酵の過程や米生地の質感を体で感じることができ、子どもから大人まで一緒に楽しめます。
農協の食材で作ったおつまみや軽食を販売するK-ライス居酒屋では、伝統酒とよく合う料理を添えて、晩秋の夕暮れムードをいっそう引き立ててくれます。腰を下ろしてフェスティバルの雰囲気を味わうのにぴったりの休憩スペースでもあります。
お米をテーマにしたライスクレイ、黄金米を探せ、フードアート大会など、子ども向けの体験プログラムが用意されています。遊びと体験を通して、自然とお米の大切さを学べる時間です。
会場内をめぐりながら黄金米を探す参加型イベントで、家族や友人と一緒にちょっとしたミッションをこなす感覚で楽しめます。自然と観覧動線が広がるプログラムです。
国産米の物語や伝統酒の現代的な解釈を語り合うトークコンサートも加わり、お米とお酒の文化を立体的に捉えることができます。生産者の苦労や新たな挑戦について間近で聞いてみたい方は、時間を合わせて参加してみるとよいでしょう。
事前登録は無料ですが、当日登録の場合は5,000ウォンの入場料がかかるため、来場前にオンラインで事前登録を済ませておくと負担が少なくなります。家族や友人と一緒に来るなら、一度にまとめて登録しておくと、入場時の動線にも余裕が生まれます。
イベント初日午前中には、開幕式と品評会の表彰式など主な行事が予定されており、この時間帯に合わせて訪れるとフェスティバルのハイライトを一度に体験しやすくなります。表彰式後は、受賞作のブースを中心にゆっくり見て回るコースがおすすめです。
試飲や体験プログラムが多彩に用意されているので、単なる見学や買い物だけでなく、マッコリづくりや子ども向けプログラムも一緒に楽しむと、一日がぐっと充実します。人気の体験は早めに定員に達することもあるため、会場に着いたらまず時間を確認しておくと安心です。
開幕式・表彰式は初日午前中に集中しているので、この時間帯を狙ってみてください。
マッコリづくり・子ども向け体験プログラムは、早期に締め切られる場合があります。
訪問(予定)感想
私は「2025 国産米・韓国酒 K-ライスフェスタ」に行ってきました。冬の雨の気配を少し含んだ空気が、キンテックス第1展示場3ホールの前から鼻先をつんと冷たくさせましたが、中に入ると、陽だまりのようなあたたかさと、お米の香ばしい香りがまず私を迎えてくれました。照明の下で輝く酒瓶と米加工品の乳白色や黄金色が溶け合い、まるで美しい色合いを誇る紅葉のように、視線を釘付けにしました。
ブースは約250にもなり、人の足がもつれるところも多かったものの、その混み合いさえもフェスティバルの熱い息づかいのように感じられました。韓国酒ブース160、米加工食品ブース60が多彩に並び、伝統酒ならではの独特の甘みやキレのある喉ごし、お米と発酵が出会ったときに生まれるほのかな酸味まで、指先と口先、そしてその奥深くにまで届く体験でした。ふと気づくと、あちこちで弾ける笑い声、説明に夢中で少し息の上がった声、静かに流れる音楽がひとつに溶け合い、「お米を通して私たちの文化と情緒がここに集まっている」という印象を強く受けました。
新しいプログラムも印象的でした。「トークコンサート」では、国産米の由来や作り手の苦労、現代的な感性の中での伝統酒の再解釈について語り合い、「酒MBTI体験ゾーン」では、私の味覚がどの伝統酒に惹かれるのか試してみながら、お酒と自分のあいだに小さなご縁が結ばれたような気がしました。また、「マッコリづくり体験」では、ひんやりとした生地に触れながら、酒を仕込む一つひとつの工程が崇高なものに思えましたし、料理を器に盛る場面では、米粉が生地に染み込んでいくように、料理と文化が一つになる感覚を味わいました。
このフェスティバルは、単なる商品の展示会場を越えて、「お米で私たちの暮らしを映す鏡」のようでした。外の冷たい空気とは対照的な屋内のぬくもり、そして人と人とのあいだで交わされる温かな心づかいが、いっそう尊く感じられました。今年のK-ライスフェスタは、国産米・韓国酒の可能性をよりくっきりと見せてくれ、次回はもっと多くの人と、この香りと色を分かち合いたいという思いが深く残りました。
宿泊おすすめ
会場の一山 キンテックス周辺には、徒歩または短時間の車移動でアクセスできる宿泊施設が集まっており、一日の予定を終えたあとにゆっくり休むのに便利です。特に展示場近くのホテルを選べば、荷物を預けて身軽にフェスティバルを楽しんだり、試飲のあとに公共交通機関でゆったり移動したりしやすくなります。
京畿道 高陽市 一山西区 キンテクス路 255-3(大化洞)
キンテックスのすぐ近くにあるビジネスホテルで、展示会・イベント参加に便利です。
会場まで徒歩で移動できるため、試飲プログラム後でも負担が少なくて済みます。
距離: 0.2km
京畿道 高陽市 一山西区 江城路 253(大化洞)
一山西区に位置するシティホテルで、キンテックスまで車移動しやすい距離感です。
遅い時間にチェックイン予定なら、あらかじめ交通手段と駐車の可否を確認しておくと安心です。
距離: 0.9km
京畿道 高陽市 一山東区 正発山路 15(獐項洞)
湖水公園の近くにあり、散策とともにゆったりとした滞在を楽しめます。
フェスティバル鑑賞後、一山湖水公園もあわせて回りたい方にぴったりです。
距離: 2.6km
京畿道 高陽市 一山西区 一峴路41番キル 8-32(炭峴洞)
静かな住宅街の近くにあるホテルで、比較的落ち着いた雰囲気を求めるときに適しています。
車で移動する場合は、事前に駐車の可否を確認しておくと、より快適に滞在できます。
距離: 3.0km
京畿道 金浦市 泰壮路795番キル 151
金浦方面に位置し、空港や金浦一帯とあわせて観光するのに便利な立地です。
会場からやや離れているため、車移動のスケジュールには余裕をもたせるのがおすすめです.
距離: 6.3km
京畿道 金浦市 高村邑 長次路5番キル 5-9
金浦 高村邑近くにあるホテルで、漢江にも近い立地です。
自家用車で移動する場合は、スケジュールに余裕をもち、会場までの移動時間を考慮して予約するとよいでしょう。
距離: 7.6km
京畿道 金浦市 高村邑 アラ六路152番キル 169
グローバルチェーンのホテルで、客室や付帯施設を重視した滞在に向いています。
駐車や朝食の有無を事前に確認しておくと、より快適なスケジュールが立てられます。
距離: 8.3km
京畿道 金浦市 高村邑 アラ六路152番キル 210-50
アラ水路近くに位置し、水辺の夜景を楽しみながら滞在できるホテルです。
フェスティバル前後にアラ水路の散策もあわせて計画すると、旅の余韻がより長く残ります。
距離: 8.7km
キンテックス徒歩圏の宿は、イベント期間の週末には客室が早く埋まることがあります。
グルメ & カフェ
キンテックス一帯には、デパート・カフェ通り・湖水公園周辺に多彩な飲食店やカフェが集まっており、フェスティバルの前後に軽く食事をしたり、ゆったりとティータイムを楽しんだりするのにぴったりです。特に徒歩または短い車移動で行けるお店を中心に動線を組むと、一日の予定がより快適になります。
京畿道 高陽市 一山西区 湖水路 817(大化洞)
現代百貨店キンテックス店内にあり、ショッピングと食事を一度に済ませられる空間です。
会場から近く、ランチ・ディナーや簡単な集まりの場所として利用しやすいお店です。
距離: 0.5km
京畿道 高陽市 一山東区 太極路 11(獐項洞)
個性的なインテリアとコーヒーを楽しめるカフェで、フェスティバル後にひと休みするのに最適です。
湖水公園近くの散策ルートと組み合わせると、散歩の後に立ち寄るのにも無理がありません。
距離: 0.8km
京畿道 高陽市 一山東区 中央路 1271-1(獐項洞)
ゆったりとした席数と雰囲気のある空間が魅力のカフェで、仲間とおしゃべりを楽しむのにちょうどいい場所です。
週末は利用客が多い場合があるので、時間に余裕を持って訪れるとより快適です。
距離: 2.6km
京畿道 高陽市 一山東区 正発山路 24(獐項洞)
多彩なコーヒーメニューとバー風の席が組み合わさった、センスのよいカフェです。
夜の時間帯は比較的落ち着いた雰囲気の中で一杯を楽しむことができます。
距離: 2.7km
京畿道 高陽市 一山西区 徳山路312番キル 124(徳耳洞)
住宅街の近くにあるカフェで、静かな雰囲気の中でコーヒーを楽しみたいときにぴったりです。
車での移動時には、周辺の駐車状況を確認しておくと、よりゆったりと過ごせます。
距離: 2.8km
京畿道 高陽市 一山東区 感内キル 48-38(城石洞)
都心から少し離れた場所にあり、自然の中でゆったりとした時間を過ごすのに向いています。
ドライブコースとあわせて訪れると、フェスティバルの余韻を自然の中で続けることができます。
距離: 5.8km
京畿道 坡州市 地目路 138(文発洞)
マッククス専門店で、濃厚なスープと蕎麦の食感が好きな方にぴったりです。
イベント後に坡州方面へ移動する予定なら、食事スポットとして立ち寄るのに良い場所です。
距離: 7.7km
京畿道 坡州市 地目路 143(新村洞)
レンガ調のインテリアとカフェ空間が調和し、写真映えする雰囲気を備えたお店です。
週末の午後は待ち時間が発生する場合があるため、訪問時間には余裕を持つのがおすすめです。
距離: 7.7km
湖水公園近くのカフェは、夕暮れ時の景色とあわせて楽しむと、いっそう雰囲気が良くなります。
周辺観光地
キンテックス訪問とあわせて、金浦・一山・坡州周辺の農場体験スポットや公園を回れば、一日をより充実して過ごせます。車移動で10km前後のコースが多く、米フェスティバルの余韻を、自然と体験の中でつなげるのにちょうどいい距離です。
京畿道 金浦市 士雨路 153(士雨洞)
都心から近くで出会えるヒーリング型農場で、自然の中で静かな時間を過ごすのに向いています。
米フェスティバルに続いて農場体験も組み合わせると、子どもたちにとってさらに印象深い一日になります。
距離: 5.6km
京畿道 坡州市 瓦石循環路 500(瓦洞洞)
子どもと一緒に楽しめる、屋内外の遊具施設がそろったスペースです。
家族連れなら、フェスティバルの前後に立ち寄って、エネルギッシュな時間を過ごすのにぴったりです。
距離: 6.3km
京畿道 高陽市 一山東区 食寺路36番キル 1-27(食寺洞)
動物と間近で触れ合い、世話をする体験ができる、農場型の観光スポットです。
子どもと一緒に訪れるなら、午前・午後どちらか1コマ分くらいの時間をたっぷり空けておくのがおすすめです。
距離: 6.3km
京畿道 坡州市 山南路 6(山南洞)
作物とふれあえる体験プログラムが用意された、坡州の農場スペースです。
季節ごとのプログラム内容を事前にチェックしてから訪れると、より充実した時間を過ごせます。
距離: 6.4km
京畿道 金浦市 高村邑 水基路 39-15
餅づくりや米加工体験ができる工房で、フェスティバルともよくマッチするコンセプトの体験スポットです。
事前予約の要否を確認し、体験時間を調整しておくと、より有意義に利用できます。
距離: 7.9km
京畿道 金浦市 霞城面 全柳里
川と港の風景を同時に楽しめる、金浦を代表するお出かけスポットです。
夕暮れ時にあわせて訪れると、夕日とともにのんびり散歩を楽しめます。
距離: 8.0km
京畿道 高陽市 徳陽区 地図路80番キル 38(土堂洞)
都会の中の緑地公園で、散歩やちょっとした休憩に適したスペースです。
フェスティバル観覧の翌日に、軽い散歩コースとして訪れるのにちょうど良い距離です。
距離: 8.7km
京畿道 高陽市 徳陽区 花信路 266-1(花井洞)
地域住民に親しまれている広い公園で、季節ごとに違った風景が楽しめます。
周辺の商業エリアとあわせて回ると、ちょっとしたグルメと散歩を一緒に楽しめます。
距離: 8.7km
農場・工房体験は、事前予約の要否を確認してから訪れると、スケジュールがぐっと安定します。
アクセス
公共交通機関 — 会場のキンテックス第1展示場の住所は、京畿道 高陽市 一山西区 キンテクス路 217-60(大化洞)です。地下鉄3号線 大化駅2番出口から徒歩またはバスに乗り換えて移動でき、3000・3030・M7106・M7646・M7731・8109・7300 など多様な一般・直行バス路線をご利用いただけます。
自家用車 — 自家用車利用時はキンテックス駐車場を利用することになり、駐車料金は基本30分1,500ウォン、以降10分ごとに500ウォンが加算され、1日最大料金は12,000ウォンです。障がい者・国家有功者・軽自動車・低公害車両などは駐車割引の対象となるため、該当する方は関連証明書を持参するとよいでしょう。
駐車料金もふまえ、公共交通機関と自家用車のどちらで行くか、事前に決めておくと計画が立てやすくなります。
おわりに
晩秋の冷たい空気のなかで開かれる「2025 国産米・韓国酒 K-ライスフェスタ」は、国産米で醸したお酒と米加工食品が一堂に会する場です。キンテックス展示場の中いっぱいに広がる香りと色合い、そして試飲・体験プログラムは、国産米が秘めた味わいと可能性をゆっくりと振り返らせてくれます。
事前登録さえ済ませておけば、より気軽に入場して一日中フェスティバルを満喫できます。忙しい日常の中で少し歩みを緩め、この土地で育ったお米が生み出すお酒と料理の深みを、ぜひ一緒に味わってみてください。



